富士チャレンジ200への参加は去年に引き続き2回目。
去年は3周足りずに完走できなかったので、今年こそは!とレースにのぞみました。
今回は、めずらしくダンナと一緒です。
たまにはレースに出たら、と散々説き伏せてようやく重い腰を上げて出る気になったのですが、レース1週間前になったらホィールは決戦用のBORAをうン年ぶり(?)に引っ張り出してきてタイヤを換えてと入念な準備をしだしました。
この人、戦闘意欲は高いんだよなぁ。。
まー、ちゃんと出る気になったのは良いことです。
2時半すぎに家を出て、海老名SAでLorisさん、モミアミモさんと合流。
車2台で富士スピードウェイに向かいます。

4:40分ごろに到着してゲートが開くのを待って、ピット近くの駐車場に車を入れます。
まだ、出展ブースは建設中で、骨組みしかありません。
荷物を持ってピットの場所取りが終わったころ、ようやく山の上が白んできました。
試走は7時からでまだ時間があるし、ピットは冷え冷えしていて辛いので、車の中でちょっと仮眠をとりました。毛布を持ってきてよかったよ。
『選手の方へ、受付が開始されました。』
うきゃ、アナウンスで起こされます。
目が覚めると会場は自転車乗りがどわーっと。
愛車を引き連れて、準備にいとまがありません。
着替えて試走に行きますが、さ~む~い。
台風一過で、くっきりと晴れた空に富士山がそびえています。
後から嫌というほど走るので、試走は1周で終わりです。
毛布にくるまってスタートを待ちます。
あちこちのピットで、見知った顔がちらりちらり。
挨拶したりしているうちに、出走時間です。
最初の1周はゆるりと。
第一コーナーは落車も多いので、ちょっと気をつけつつ下ります。
2週目からは集団にくっついていこうとしますが、
シャー ・・・・・ シャー シャー
はやっ!
くっついていけません。
小柄な女性の方が集団に交じっています。すごいなぁ。
*後から確認したら、女子で優勝された星井さんでした。
「落車ー!」
おおっと。人が倒れてます。
救急車が横付けされ、横たわる人を見て、どうか軽症ですんでいますようにと祈って、通りすぎました。
シャー ・・・・・
またもや集団。あ、ダンナ発見。
シャー ・・・・・ シャー シャー
行っちゃった。
50キロ超過。
シャー ・・・・・ シャー シャー
今度こそ!
平地はなんとかついていけるのに、上りになると、とたんについていけません。
あ~。。。ほんと、上りはダメだよなぁ。。
平地は集団にちょっと、上りは単独、ストレートはギアチェンジして死に物狂いに漕ぎ、第一コーナーでスピードを稼ぐことを繰り返します。
シャー ・・・・・
集団にもう何回抜かれたんだろう?
早くてついていけないよう。
だんだんお腹も空いてきたので、補給食を食べようと背中のポッケに手を入れます。
フルフィンガーのUV手袋だと、うまくつかめません。
ええい、とポケットを探ると、ぐちゃっと妙な感触。
うぎゃぎゃ、右手がチョコパウダーで茶色くなってます。
『速攻元気 チョコケーキ』が背中でばらばらになっているようです。
ハンドル握ると汚れそうなので、歯でグローブをひっぱって、右のグローブを外してしまいました。
ぼろぼろになった固まりをつかみ出して、口にしますがぼろぼろくずれ喉を通りません。
ボトルの水でなんとか流し込みます。
CCDの味とチョコ、まず~い。
だんだん足が痛くなってきちゃったよ。
右の付け根。やっぱり治ってなかったんだなぁ。
ちょっと気持ちが沈んできたそのとき、
「お、クォータですね!」
と、声をかけてきた集団の方達。
「ご一緒に列に入りませんか?」
>ありがとうございます!
>でも、遅いですよ。
「大丈夫ですよ!」
私をひろっていただいた集団の方たちは、33~35キロくらいをペースに動いているので、なんとかついていけます。
苦手な坂も、みなさんについて行こうとすると、一人でがんばるよりもだいぶ早く上れます。
何周かご一緒させていただき、ちょっと元気が出てきました。
12:00 100キロちょっと。
水か無くなったので、水分補給にピットに戻ります。
ボトルを入れ替えて、薄皮パンを食べて、う~んとストレッチして、5分くらいかな。
すぐにコースに復帰です。
12:30。7時間の折り返しで120キロ
配分を考えると、これって、やばい?
ラップタイムはくだびれてくると遅くなってくるので、そう考えると余裕はありません。
くっついていけそうな集団を探しますが、早すぎたり、集団か、と思ったら、それぞれバラけてしまったりでなかなか後ろにつけません。
みんな、もっと協力しようよ。。。
14:00。薄皮チョコパンを背中から取り出してもぐもぐ。
ぬっちゃりしたペーストが喉から下に落ちません。
CCDでこれまた流し込みますが、う~ まずい。
やっぱり、チョコ味との愛称は最悪です。
15:00。残りあと1時間、180キロ。
時速20キロで走れば完走が見えます。
あとちょっと。
足が痛い、坂が辛い。
息ができない。
もう、嫌だよ。
今回もダメか?
気持ちがヘタレてきました。
でも、それでいいんかい?
また、来年?
それは、嫌だ。
絶対、あきらめない。
自転車は下りない。
下りたら最後、もう走る気にはなれないでしょう。
足が痛かろうと、くたれていようと、倒れるまで漕ぐ。
それしかありません。
何十回目かの坂。あ~、きっついよ。
カメラマンがカメラ構えてますが、見られた顔じゃないよ。
富士山は目の前にくっきりそびえていますが、最初の感動はとうに無く、もくもくと周回を続けます。
水がなくなってしまいました。
食欲ももはやありません。
15:50 サイクルコンピュータが200キロと出ています。
完走したのかな?
このとき、頭の中ではロッキーのテーマが流れちゃって、感動の完走シーンが形作られているんですが、まあ、待てよと。
周回を数えていなかったし、タイヤの周径でちょびっと誤差が出てたりしたら嫌だなあ、と不安がこみあげてきました。
ええい、もう1周。
きっと走り終わってる、と思うともう気力が続きません。
もちろん、体力もとっくにありません。
だらりだらりとラスト1周。
最後の上り手前、アナウンスが告げます。
『あと、30秒です』
もうゲートクローズですよ。
結局、ピットストップ1回で、7時間きっかり走ってしまいました。
『3,2,1 ゴール! 終了です』
ゴールライン超える前にカウントダウンが終わってしまいました。
も~、限界です。
フィニッシュラインに入ったら、くだびれはてて、倒れこみそうになりました。
自転車を下りて、ゆるりとピットに戻ります。
終わったんだ。
ぼ~っと歩いていると、途中で見知った顔が。
グランフォンドピナレロにいらっしゃっていた方です。
しばし談笑してピットに戻ると、応援に駆けつけてくれた、Tictacさん、よっしーさんの姿が。お二人とも自走で、どうし道を越えてやってきてくださいました。
Lorisさん、モミアミモさんもとっくにゴールされていて、完走おめでとう!と、みんなでガッツポーズで写真を撮りました。
さて、私はほんとに完走したんでしょうか?
30日夕方、リザルト暫定版が出ました!
実は完走してないんじゃないか?と思っていたので、出るのを待っていたのですが、確認できて一安心。
結果は、6時間40分で44周完走でした。
15:50で周回終わりだと思っていたんですが、その時点で走り終わっていたらしいので、2周り多く走ってしまっていたようです。試走を入れると47周か・・・。
まー、何はともあれ完走です。やったー!
中学高校と運動嫌いで文科系だったもので、ちゃんと練習して(?)、結果が出る経験をしたことがなく生きてきてしまったのですが、がんばったことに結果が出るってこんなにも嬉しいことだったんですね。
自転車乗っててよかったよ。
嬉しいよ。
へへ。
まだ今年は終わってないけど、たぶん、今年一番の嬉しい出来事です。
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