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2008年4月18日 (金)

もうすぐツール・ド・草津

なんかもう、この週末はツール・ド・草津です。
早いです。
運動不足で筋肉が落ちてしまったり、最重量更新してしまったりで、残念ながらあまりよい結果は出せそうにありませんが、楽しんで参加してこようと思います。

思えば、昨年の草津は、いろいろなことがありました
今回は、書いたまになっていてアップしていなかった、ツール・ド・草津の前日、一年前の話になります。

このときは、ちょうど首を痛めていました。
針治療のおかげで首の痛みも治まってきたので、予定通り草津に参加することにしたのでした。

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集合は朝4:30(!?)

でも、起きたら雨です。
Tictacさんと連絡を取り合って、30分集合時間をずらして、5:00に。
雨はまもなく上がり、薄暗い夜明けの中をリュックを背負って向かいました。

さて、草津まで自走でたどり着けるでしょうか。
最初、Tictacさんから自走計画を聞いたときは、えっ、と思ったのですが、まあ、待てよと。
自分の実力を考えても入賞とかそういうのはまかり間違っても無いですし、じゃあ、『参加する』ってことをとことん楽しんでしまうのもありかなぁ、と。

首を痛めてしまったので無理はできないし、前日まで、やめようかな・どうしようかな、と悩んだのですが、レースができるほど回復したなら、ちょっとくらい追加で(?)走ってもいいだろう、と、行く事にしました。

前日、車で行くLorisさんに荷物を預けて、大きなものは持って行ってもらってあります。
エントリーを前日にしなくてはいけないのですが、エントリー書類も一緒に持っていってもらって、一緒に手続きをお願いしました。

向かっている途中で、首の痛みが悪化して走れなくなったときのために、リュックの中には、輪行袋と靴を入れておきました。
靴も一緒に車に預けようと思ったのですが、入れ忘れてしまったので、しかたなく持っていくことに。。
でも、これがあとから役に立ったのですが。

待ち合わせ場所で、Tictacさんと合流。
さっきまで雨が降っていたので、泥除けを貸していただいて、後ろにつけました。

いつもの道で、丸子橋へ向かいます。
が、中原街道に出てすぐのところで、いきなり、「ぶしゅっ!!」
あれ?
なんと、前輪パンクです。

あらららら。

先行していたTictacさんに連絡して、チューブを付け替えます。
タイヤをみると、ぐっさり穴が開いちゃっていました。
まだ、2回しか乗っていない、新しいタイヤだったのに。。。

応急処置をして、なんとか走れるようになったので、丸子橋へ向かいます。
ナカさんと合流。

だんだん明るくなってきた、早朝の多摩川を走ります。

途中から、多摩川を離脱、埼玉方面へ。
コンビニに寄ったりしながら、飯能、狭山、奥武蔵へ向かいます。

シロクマパン到着。
自転車乗りの間で有名なパン屋さんです。
コッペパンなどの素朴なパンが売っているかわいらしい外観なのですが、入り口のドアには、
「ミシュランあります」
の張り紙。

ロードレーサー用のタイヤチューブを売っているパン屋!ただものではありません。
ここで、やくさんと合流。

やっぱり、パン食べなくちゃねと、パンとオレンジジュースで一息。

さあ出発と走り出して、アクシデントはその後おきました。

シロクマパンを出てすぐ、アスファルトを引こうとしているらしい、工事中のむき出しになった道路。
ざりざりで嫌だなぁ。と思っていたら、
「がんっ」
と音がして、
視線をあげると一番先頭を走っていたTictacさんが、歩道側の左に倒れ、自転車は車道のセンターライン近くに投げ飛ばされていました。

何があったんだろう??
目の前のことがよく理解できません。

すぐに自転車を下りました。
異変に気がついて、後続の車が止まってくれたので、やくさんと一緒に投げ出されたTictacさんの自転車を歩道に入れました。

Tictacさんは?と、見ると、うずくまったままです。
「骨、折れてるかもしれない。」

と、ももの付け根を押さえています。

ええ??負傷しているの?
それもそんなにひどい状態??

お話できるので、もちろん意識はちゃんとありますが、かなり状態が重いらしいと判断。
ナカさんがすぐに救急車を呼びました。

救急車を待つ時間はものすごく長く感じました。
出血もしていて、ハンカチタオルで傷口を押さえます。

やってきたのは、消防車。あれ?
応急処置をしようとしたところ、救急車が到着。
救急隊員の方が下りてきて、早速いろいろな処置をはじめました。

タンカの上に乗せられたTictacさんを見て、じわじわと、これは事故なんだ、ということを実感させられます。

プロがきたので、自分たちにはできることがありません。

あ、そうだ、草津に車で向かっているみんなにも連絡しなきゃと、Lorisさんに電話を入れたら、ラッキーなことにつながりました。
「ちくたくさんが!!!」

すでに高崎近くまで到着しそうだったのですが、状況を話すと、戻ってきてくれる、とのこと。
Lorisさんありがとうございます!
これで自転車の心配が無くなったので、自分のとTictacさんの2台の自転車を置いて、ナカさん、やくさんの二人を残して、救急車に乗って一緒につきそって病院にいきました。

実は、人生初、救急車。

中は意外に狭く、右の壁には、助細動機らしきものとか、計器がいっぱいあって、担架ベットの横は救急隊員の方と私が入ってぎりぎり2名がやっと。

救急隊員の方が、
「意識はありますか」
「足の指を動かしてください」
しきりにTictacさんに話しかけます。

Tictacさんが話せているので大丈夫かなと、思っていたのですが、この状況を目の前にすると、だんだん心配になってきました。
「ご家族の方に電話いれました?」
救急隊の方がTictacさんの携帯で電話を入れています。

搬送された病院は、そこからほど近いところでした。
救急窓口で、診察申し込みの書類を差し出され、わかっているところだけ書きます。

えーと、本名。。。。
いざというとき、ハンドルネームだけでは役に立ちません。

うろ覚えの名前は漢字が間違っていて、それがあとあとまで訂正されていなくて、ほんとに申し訳なかったです。
がらがらと処置室に運ばれていくTictacさんを見送って、廊下のイスで待ちます。

看護婦さんから、「はい、これ」
とTictacさんが着ていた衣装一式をどかっと渡されました。

「これに入れるといいわよ、きれいだから」
透明なビニール袋を渡されたので、シューズと、ウエア、などなどくしゃくしゃになったままの一式を袋に入れました。

うーむ。Tictacさんは横たわった状態なので、まともに脱がせていられるわけがない。
じゃあ、これは、どうなっているんだ?

傷を見るためなら、一刻も早く患部を見られる状態にしないといけないし、ということは、メスで真っ二つなのかな。
中を確かめる気は起きなかったのですが、たぶん、そうなんだろうなと。

あ、そういえば。
リュックから、靴を出して履き替えます。
ビンディングシューズでは、病院の床はつるつるしていて歩きにくいし、カツカツうるさいし。

待つしかないので、座っていると、隣のおばちゃんから、
「うちの子がねぇ、吐き気が止まらないのよ。今、点滴してもらっているの」
>>ああ、そうですか。。それはたいへんなことに。

なんか、茶の間話みたいです。
話でもしてないと、気がまぎれないのだろうなぁ。
それは、こちらも同じだけど。

待つことしばらくして、お医者さんと看護婦さんがやってきて、診察結果がでました。
この病院では、治療ができないとのことで、大きな病院に転院することになりました。
こうなればご家族が到着するまで、と、付き添って移動します。

病院の事務の方が、やってきて、
「転院になるので、清算をお願いしたんです」

>>え、今ですか?

「はい。」

転院となると即清算を求められたのには、びっくり。
本人処置中なので、当然ですが、清算なんてできません。

保険証があると適用できるとのことなんですが、さすがに保険証あるかないかは聞いていないので、とりあえずは立替。
急患って、こうやって清算しなくちゃいけないんだ。初めて知りました。

転院が決まった旨をLorisさんに連絡すると、すでにやくさん、ナカさんをピックアップしてこちらに向かおうとしているとのこと。

草津の前日エントリーの締め切り時間も心配なので、
>>先に行って下さい、転院するのでついていきます。

と言うと、場所はわかるので、おいかけます、とのこと。

次の病院には、また、救急車に載せられて向かいます。
人生2度目の救急車。
救急隊員の方と、状況説明ができる看護婦さんが一緒につきそっていきます。
おっと、その前に、ご家族の方に電話です。
ちょうど一報を聞いて駆けつけているには違いないのですが、転院先のほうが東京からは近いので、今連絡したら、早くつけるかもしれません。

5分おきに、血圧を測って、
「気持ち悪くないですか」
「痛みますか?」
繰り返し同じことをTictacさんに話しかけます。

これを見ていると、容態の急変があるかもしれないという可能性があり、事態が切迫しているのがますます実感されてきました。
唯一の希望は、すべての質問にTictacさんが的確で冷静に応えていること。

「痛みますか?」
って聞かれても、痛むには違いないんだろうけど。

救急車の前を運転している人に、救急隊員の方が
「交差点行くときは、ちゃんと拡声器使って!」

「あ、は、はい。」
救急車運転は新米の人のようです。

『救急車が通ります。右、曲がります』」

「ちがうよ、直進だよ!!!」

『救急車直進します』

いつもは、ぴーぽーぱーぽーと、走っている外からしか見たことがないけれど、中からだと、こうなのだなぁ。。

30分くらいしてから、搬送先の病院に到着。

この病院はでかい。
急患受付には、「ER」の文字がばばんと書いてあって、緊張した面持ち。

がらがらと処置室に運ばれていくTictacさんを見送って、廊下のイスで待ちます。
座って待っている数名の方達のこわばった表情を見ていると、最初の病院よりも、緊急度の高い患者さんを待っているんだなというのがわかる。
話をする人もだれもいません。

おっと、電話が。

ここでは、話せません。
入り口まで出て、電話に出ます。
Lorisさん達かなと、思ったら、結婚が決まってにやけたっぷりの弟からでした。
こんなときに~。。。

イスに戻って待ちます。
今度は、Lorisさんから電話です。
「病院つきましたよ」

ほ~、よかった。
Lorisさん、やくさん、ナカさん、あれ、Saganoさんまで。
やっぱり、みんなが来てくれると安心です。
が、なんですかね?
みんな半笑いですよ。

「そのカッコで病院はないよね~、レーパン&ジャージ」

>>仕方ないじゃないですか!
服なんて荷物の中で、何にもないんだし。
巻きスカートとか持っていれば、まだ緩和された(?)かもしれないんだけど。

Terryから出ている、サイクルスカート、走るのにあれはどうかな、と思ってたのだけど、こういうときは使えるのかもしれないなー。

待つこと、しばし。

Tictacさんのご家族が到着。
状況をお話して、バトンタッチ。

Saganoさん、ところで、ご一緒に同乗されていたはずのAyuさんは?
「みなさんのエントリーシートを持って、電車で向かいましたよ」
あららら。。

Saganoさんは、1台の車では自転車が乗り切れないので、こちらのヘルプに戻ってきてくださって、Ayuさんはみんなの大役を一身に背負っていただいたのですね。。
本当にありがとうございます。

2台の車にびっしりと自転車と人を積んで、草津に向かいます。
主のいないTictacさんの自転車も一緒です。
Lorisさんのでっかいレンタカー、が大活躍。
2台の車に自転車7台、人間5名が見事に収まりました。

宿にたどりついたのは、すこし暗くなってきた7時近くでした。

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自分は幸いまだ、自転車で大きな怪我をしたことがない。
これって、ただラッキーなだけで、気をつけていても、何か起こるときは起こるのだなと、実感した出来事でした。
また、事故のときの対処はどうしたらよいか、とっさの判断になるとはいえ、応急処置も何もできなかったなと思ったり、いろいろ、考えさせられました。

途中で戻ってきてくれたLorisさん、Saganoさん、一人でエントリーに向かってくれたAyuさん、みんなの助けも身にしみました。

今年は、みんなが無事に、楽しくレースに参加できますように。
本当にそう思います。

明日の朝から、草津に向かいます!
がんばってきます。

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コメント

そういう状況だったとは。。。初めて知りました。
今年は皆で楽しんでくださいねー!

てか、watariさん弟さんいらしたんですね。あ、関係ない所に反応してすみません。(笑)

投稿: よっしー | 2008年4月18日 (金) 17時11分

もう明後日ですね。早いものですね!
自分も・・・体重・・・減ってないorz
まあ~がんばりましょう!

投稿: 元 | 2008年4月18日 (金) 17時44分

減量って何?美味しいの?
去年はいろいろありましたねぇ。
今年は皆で楽しみましょ、宴会。(え

投稿: loris | 2008年4月18日 (金) 21時42分

よっしーさん、そうなんですよ。弟いるんです。ただいま新婚ほやほやです~。

元さん、会場ですれちがえましたねー。
減量はやっぱり難しいです。

Lorisさん、宴会は全開で楽しみましたよ!
飲みが足りないようでしたが?

投稿: watari | 2008年4月24日 (木) 01時24分

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